花輪理事長の独り言
秩父と当院の冬の風景を紹介します。
今年は病院も三度雪におおわれました。中庭の風景も白一色。雪がとけ、玄関前に一株だけ福寿草が顔を出しました。
2月12日(火曜日)夕方、荒川の河原で犬を散歩させている時、遠くに幾つかの白い塊を発見しました。なんと白鳥でした。私は秩父で白鳥を見たのは初めてです。翌朝から3日間、朝早く起きて荒川に行き観察しました。2月13日は雪が降り、雪の中で戯れる白鳥を見ることができました。白鳥は一家族と思われ、1羽はやや小さく、羽は少しグレーがかっていました。お父さんとお母さんらしい2羽がいつも先頭で、小さいのはいたずらっぽく、すぐに群れから離れてしまい、親から「ぐわー、ぐわー」と怒られていました。大変ほほえましく、あっという間に時間が過ぎ、三日間は病院を遅刻しました。16日にはいなくなっていましたが、感激の4日間でした。
大滝の巨大つらら
「秩父の患者さんが、秩父で十分な医療を受けられること」
これは明治20年以来続く、秩父病院創立の志であり、私の夢でもあります。
最近、もうーつ夢ができました。それは、「地域医療を担う医師を地域で育てる」ということです。
私の医師としてのこれかららのライフワ一クとしてやって行こうと思っています。
これは、あまりにも専門化、縦割化した現在の医学教育に危機感を持ったこと、若い医師たちに私のやってきたことを少しでも伝え、残したいと思ったことが理由であります。
「地域医療に役に立つ医師、求められる医師」を自前で育てたいと考えています。
( 秩父病院だより No38>> No39>> )
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