花輪理事長の独り言
6月14日(火)に2016年4月に入職した新人の歓迎会を秩父農園ホテルで行いました。総勢96名、内新人14名です。
職種は非常勤医師4名、看護師5、理学療法士1、社会福祉士1、歯科衛生士1、介護士2名です。
診療科では化学療法の充実、将来呼吸器外科の展望、形成外科の復活がなりました。歯科は新たに矯正歯科が始まりました。
看護部門は秩父看護専門学校より新人看護師3名、ベテラン看護師2名を迎え、一段とパワーアップしました。当院初めての理学療法士は片田先生のお嬢さん、私はリハビリとはこんなにも効果があるものだ、すごいと今更ながら感じ、当院のような急性期病院でも必要不可欠であると痛感しました。医療連携室にも新卒の社会福祉士が入り、包括ケアーが叫ばれる中、大きく期待が膨らみます。歯科も口腔ケアー等がさらに充実し、病院歯科としての充実に貢献するに違いありません。ベテラン介護士も2名加わり嬉しい限りです。
ともかく今回の新入職員は仲が良さそうです。院内に活気と明るさを浸透させてくれそうです。
2016年6月4日(土)・5日(日)、花仁塾生と当院で過去に初期研修を行った研修医OBの先生方に案内を差し上げ、「秩父ミーティング」を行いました。当院に初期研修医が来るようになってより、10年を過ぎ、すでに100名近い初期研修医が当院で地域医療研修をしています。大学や様々な医療機関で中心となり、指導的立場で活躍している先生方もいるはずです。久しぶりに顔を見たくなり、この計画をしました。連絡をとると、多忙を極めてどうしても出席できない人、どうにか参加したいという人、結婚して姓が変わった人、おめでたの人、正に様々なようですが、医師として最も大切な時期を精一杯頑張っている様子が分かりました。
そんな中でも、2日間で、20名弱の先生方が来てくれました。私としてはとても嬉しく、感激しました。有難う。
1日目は秩父ミューズパークのコテージホールで、講演会を行いました。私は昨年の6月に外科系連合会でシンポジストとして話した「極端な専門医志向の弊害と対策・地域病院の役割」を、外科部長の大野先生は当院の臨床研究「秩父地域における胃がんリスク(ABC)検診および大腸がん(便潜血)検診」を講演しました。
その後の懇親パーティーでの、研修医OBの先生方の近況報告と思い出話は、当院での研修が何らかの役に立っていることを感じることができ、私としては嬉しい限り、愉快この上ないものでした。何か報われた感じがしました。
コテージのバルコニーで夜が更けるまで飲みました。翌日予定していたアスレチィック体験は全員ギブアップで中止としました。
翌日は荒川沿いのオートキャンプ場でバーベキュー。当院職員や家族も大勢参加し、盛り上がました。バーベキューも最高に美味しかった。私も酒が回り、多少調子に乗りすぎて川で泳いでしまいました。良い企画であったと自画自賛しています。またそのうちやりましょう。
当院のスタッフがこの企画の準備から、実際の段取り、実行まで、本当によくやってくれました。良い職員がたくさんいることを改めて実感したイベントでした。皆さん本当にご苦労様でした。
昨年より職員を西伊豆の海に連れて行っています。今年は、5月6月に計3回行きました。私にとって、海とヨットと釣りは自分だけの大切な世界です。海や山、自然との付き合いは、たとえ遊びでも多少のリスクを伴い、多くのエネルギーが必要なものです。私は何時も自分のことをちょっとした冒険家でありたいと思っていますが、最近はリスクや苦労を伴う趣味は敬遠される傾向のようです。私はずっと、そんな人達に私の趣味・遊びを理解してもらうことが面倒くさいと思っていましたので、特別な事情がない限り、自分一人か気心の知れた仲間たちのだけで楽しんで来ました。
しかし昨年よりなぜか私の気持ちも少し様変わりして来ました。歳のせいなのでしょうか?「最近の若いやつらは」と言い出すと歳をとった証拠ですが、最近の若いやつらを見ていると、あまりにも呆れることが多いのです。多少毒舌を吐きますと「ひ弱で臆病、探求心、冒険心なし、若者特有の馬鹿さなし、そして夢とロマンがない」のです。パソコンとスマホの知識・ゲームでの仮想体験だけで、この先生きてゆけるのか?とさえ思えるのです。勇気をもってリスクを乗り越え、痛みと苦労を自身の体で体験してこそ人生は面白い。医療における「極端な専門医志向の弊害」の如く、人生においても広い視野が必要なのでは?と思うのです。
私の遊びを彼らはどう感じるのか?一度見せてやろうかと思ったこと、心底この私にとっては素晴らしい世界を見せてやりたいと、おせっかい心がうずいたたことが、職員をヨットに誘うことになりました。徒労に終わり後悔するかもしれませんが、今のところ私の意図するところが分かってもらえているかどうかは別として、楽しんではくれているようです。そして、彼らをヨットに連れて行ってみて、確実に良かったと思ったことがあります。それはお互いをより知ることができたことでしょう。ヨットという同じ屋根の下で、2~3日一緒に過ごす、いわゆる、同じ釜の飯を食い、酒を飲み、非日常にどっぷりとつかる。そこで、心が通じ合うこともあります。仕事場では見えないその人の資質が垣間見えます。私は院長として思うことは、皆が仲良くなり、病院に活気が出てくれれば、それだけで十分満足です。今年は初期研修医を3人連れて行きましたが、彼らにも医者としての視野が広がるきっかけになれば良いと思っています。
今年の釣果はすごいです。正にビギナーズラックで、新人看護師の紅葉君に大きなヒラメ2匹、若手ホープの石渡君になんと4キロオーバーの真鯛が釣れました。その他、何人かにアカハタ、カサゴ、イサキ、メバルがたくさん釣れました。これは早速、病院の職員昼食に尾頭付きと煮物で登場しました。うまかった。
「今幸せになりたかったら酒を飲みなさい、3日間?幸せになりたかったら結婚しなさい、
永遠に幸せになりたかったら釣りをしなさい」
松崎マリーナオーナーの濱田さんと栄ちゃんさんが釣りたての魚とマリーナ敷地内の山菜、ハーブを使って、すべての料理を作ってくれました。
【メニュー】
各種お刺身
自家製ピザ釜で焼いたオリジナルピッツア・各種トッピング
アカハタ・カサゴの煮つけ
アカハタ・メバルの天ぷら
アシタバの天ぷら
自家製ポッテトフライ
ガーリックトースト
仕上げは本物のブイヤベースとリゾット
友人がやっている食事処「凪」で釣りたてのヒラメのお刺身
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