花輪理事長の独り言
2月14日から降り始めた雪は経験したことのないものでした。北国や雪山ではいっぺんに1m以上降ることも珍しくはありませんが、秩父でこんなに降ったことはありません。しかも、おも~い雪が1日で1m以上積りました。私は学生時代、山岳部、スキー部でありましたので、ヘリポートの横のお社、移植した梅の木が心配で、雪落としのために雪の中に踏み込みましたが、わずか20mの場所に行き着くのに、30分かかりました。ラッセルした深雪の底は青くすんでとてもきれいでした。
しかし、そんなのんきなことを言っていられない状況でした。普段の環境がいかに恵まれていたかが良く分かりました。
救急車は病院まで辿り着けず、1km程そりでの患者搬送でした。
給食は給食スタッフのお蔭で、通常通り何事もないように提供されました。
病院スタッフは遠いものでは、長瀞、小鹿野より雪の中を5時間もかけて徒歩で病院に来てくれました。驚きを通り越し、感激しました。当院のスタッフは正に医療職のプロと言っていいと誇りにおもいました。
防災ヘリの着陸要請もあり、急遽、総出でヘリポートを除雪しました。大変なエネルギーでした。今、除雪機を一台発注しました。届くのが楽しみです。
病院はどんな時でも平常通り続けることが大切です。今回も3年前の大震災の時と同様に、どうにかそれを維持できました。孤立状態になった時こそ役に立つヘリポートもいつでも準備OKです。
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