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花輪理事長の独り言

旧秩父病院への想い

早いもので、当院が宮側町からこの場所に移転してより2年9か月となる。熟慮の末、旧病院の建物は解体することにした。様々な思い出が詰まった病院の解体は未練もあり、寂しいことではあるが、空き家となった病院をただ見ていることも忍びないことである。

せめて、恐らく100年以上の間、秩父病院を見守って来たであろう木々だけは生き続けてもらいたいと思った。私が子供の頃はもっと大きかった木蓮、その頃も今と変わらない老木であった、皮だけで立っている梅の木。それと長女の誕生記念に植えた桜の木や中庭にあった木々。これらを12月の初旬に和泉町の新しい病院の敷地内に移植した。新しい地に根ざしてほしいと願っている。

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研修医の学会発表・論文

2013年11月16日(土曜日)に埼玉県県民健康センター行われた埼玉県外科集団会に日本医科大学付属病院より当院に地域医療研修できている初期研修医の田邉智英先生が学会発表を行いました。

演題は『当院にて経験した異所性子宮内膜症の2例』で司会者よりの質問にも適確に答え、「外科医として常に念頭に入れなければならない、貴重な症例提示」とのコメントを頂きました。

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 今年2月14日(日曜日)に行われた埼玉県医学会総会にて、日本医科大学付属病院の初期研修医の青山純一先生と埼玉医科大学病院の初期研修医の平田優介先生が発表した2演題が論文として埼玉県医学会誌に掲載された。それぞれ『画像診断にてfree airを認めた腸管嚢胞性気腫の2症例』『地域における高次救急施設での加療を要する重症患者への対応の実情』である。いずれも初期研修医の域を超えた立派な論文と思う。現在はそれぞれの大学で研鑽中の彼らに別刷を送付した。彼らが成長して行く上で、大きな財産と成って行くことを期待したい。

*論文はPDFにて閲覧できます。


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プロフィール
秩父病院理事長 花輪 峰夫

秩父病院理事長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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