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花輪理事長の独り言

新専門医制度について

新専門医制度の発足に向けて、当院は12基幹施設と協力施設として連携を結びました。

連携施設は以下の施設です。

外科…埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、日本医科大学付属病院、群馬大学医学部附属病院 の4施設

内科…埼玉医科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター の3施設

救急…埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学総合医療センター の2施設

総合診療科…埼玉医科大学病院、日本医科大学付属病院、秩父市立病院 の3施設

 

初期研修医に加えて専門医を目指す後期研修医が当院で学び一緒に働くことを想像しただけで気持ちが踊ります。少しでも多くの後期研修医が来てくれることを期待しています。スタッフが一丸となって、当院のポリシーと地域病院の使命を伝えたい、私の医師としての総てを伝えて行きたいと思っています。

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初期研修医の研修中の写真


研修医

28年度は地域医療研修の初期研修医が総勢21名来ることになりました。

所属機関は、埼玉医科大学本院より2名、埼玉医科大学国際医療センターより4名、埼玉医科大学総合医療センターより7名、日本医科大学より8名です。

加えて、埼玉医科大学の6年生が4人研修にきます。初期研修医は年々増え続けており、そろそろ100名近くになります。彼らと触れ合い、私の医師としての思いを少しでも多くの若い医師に伝えられる機会が増えることは、最高の喜びです。花仁塾生も増えるかもしれません。期待が膨らみます。

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移転5周年

3月8日、当院が今の場所に移転してから5年が経ちました。

移転5周年記念として、3月7日の昼食は豪華なバイキングで祝いました。

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看護学校卒業式

平成28年3月4日、秩父郡市医師会立看護専門学校の卒業式が挙行されました。卒業生の内、3名が当院に就職予定です。

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またフレッシュな新しい仲間が加わることが楽しみです。


埼玉県医学会総会

平成28年2月28日、埼玉県医学会総会が県民健康センターで開催されました。

昨年10に当院に地域研修に来ていた、日本医科大学の初期研修医の木村徳宏先生が、『腹部腫瘤を主訴に来院した腸間膜のデスモイド腫瘍の1例』を発表しました。大野外科部長も共同演者として参加し、「木村先生は物怖じせず堂に入った発表でとても立派だった」とのことでした。

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スキー

2月2日 病院のスキー・スノボツアーに行ってきました。

2月14日の大学スキー部のOB戦を控え、真剣に滑り込みました。なぜかと言うと、タイムレースで私に負けた現役の学生は、卒業後の初期研修は秩父病院に来なければならない事になっているからです。これは私が勝手に決めまたことですが?

昨年は体調不良で欠席、一昨年は関東一円の大雪で中止でしたので、今年こそはと張り切っています。

しかし、リフト券売り場で、シニアの割引券を買うべく、運転免許証を見せた時、切符売りのお嬢さんから、「もう少しで特別シニア割引ですね」と言われたときは、ガッカリして気が抜けてしまいました。そう私のスキー歴は優に60年を超えてしまいました。

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一緒に行った若いものにスマホで撮ってもらいました。特別シニア直前としては、一応様になっているでしょうか?

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大雪

1月18日

残念、ことしも大雪で外科医会新年会・講演会が中止。

今年の外科医会新年会・講演会は、会員を始めスタッフや研修医の出席予定者も多く、ご講演は埼玉医科大学総合医療センター消化管、一般外科の石田秀行教授に「最新の大腸がん治療」をご講義頂く予定で、大変楽しみにしておりました。しかしながら、一昨年の2月ほどではなかったものの、40センチを超える大雪となり、中止せざるを得ませんでした。電車ストップ、道路は通行止め、タクシーは走らず、雪国の備えのない秩父地域の弱点をまた痛感しました。

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例によって雪掻きに追われた2日間でした。それでも当院周囲の景色だけはなかなかのものでした。負け惜しみ。

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こんな時こそ役に立つ、ヘリポートの雪かきをしました。


救急功労表彰

1月9日

秩父広域消防出初式で、救急功労として、島崎真由美師長と町田仁君が表彰されました。

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勤続25年表彰

1月7日

秩父郡市医師会新年会で勤続25年表彰が行われました。

当院からは近藤和彦技師長が表彰されました。

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研修医指導医講習会に参加しました。

12月3日は秩父夜祭です。その数日前の土曜と日曜に埼玉医科大学病院群第14回臨床研修指導医講習会に参加しました。私の例年のお祭りの行事やお客さんの接待も終わり一息ついたところで、講習会を振り返ってみました。研修施設の資格と言う意味では、当院はすでに副院長と外科部長の2名が指導医の資格を取っており、何も今さら私が指導医になる必要もありません。しかし、若い医師へ何かを伝えたいという思いは年々強くなっており、10月に「秩父花仁塾」を開設したので、指導医講習会に興味を持ち、塾長の私としてはそれも義務かとも思った訳です。

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今年も当院の看護師さんや技師さん、外科の守麻理子先生がハッピ姿で参加しました

私にとって今一番やりたいことは「地域医療を担うことのできる医師の養成」です。私に出来うることはほんの少しの事であることは十分承知していますが、若手医師の現状や意識を知るにつけ、今の極端な専門志向の教育の弊害を肌で感じ、危機感を持つようになりました。若手医師を教育する指導医の講習会とはどんなものかを知りたくなりました。同時に、自分を振り返る良い機会でもあると考え、柄にもなく、年甲斐もなく、講習会に参加した次第です。

ニーズから目標を設定し、その目標に向かって実践する設計図を作る。その方法(方略)を色々と考え、活字とし、細かなマニュアルを作成する。マニュアルにのっとって実践し、その都度評価しフィードバックする。これが今回の講習会の大まかな内容と理解しました。そのための多くの理論に基づく方策があることも知りました。これを多少理解できたのは、講習会終了の数日後、これを書いている今であります。教育・学問とは複雑怪奇、手間暇のかかるものと痛感しました。

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私にはすべての言葉が難しすぎました。アルファベットの頭文字の略語はなんとなく格好よく、学問的、専門的には見えますが、その意味を理解するだけで多くのエネルギーを消費しました。このことは医療の世界だけではないと思われます。

まず、Workshop(WS)の意味から理解しなければなりません。PLS、SGD、GIO、SBOs、KJ法、LS等々。形成的評価、記述のための動詞の例、認知領域、情意領域例、精神運動領域と言う日本語に至ってはただただ感服する以外ありませんでした。日本語も難しい。目的・目標を変更してでも、これらの言葉に当てはめる作業であった様な気がしています。

メディカルサポートコーチングと言う職域・領域、コーチの意味、語源まで教えて頂きました。SEAとは有意事象分析とのこと、おもわず辞書を引きました。

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講習会で指導して頂いたワークショップのプロセスに沿って私の目標である「地域医療を担うことのできる医師の養成」をシュミレーションしてみました。

私は社会的必要性から目標を立てました。行動目標は要約すると「専門性を併せ持った総合医の養成」ですが、具体的項目はあまりに多すぎて、これを列挙してもあまり意味を持たないように思いました。また、項目を内容別に割り振っても本末転倒の感があります。研修方略としての方法・場所・対象人数・媒体・時間等も現場主義とマンツーマンが基本の私の塾にはなじみません。私は、直感的、感覚的な伝達法が、即効性、持続性があり記憶に深く刻まれると考えます。その意味でSEAは日本語訳はともかく、指導医が「良くも悪くも強烈な印象として残ったこと」を伝え、研修医自身同様に印象に残ったことを、シートに残し自己確認する方法は素晴らしいことと思いました。

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太平洋戦争の連合艦隊司令長官、山本五十六の言葉に「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉があります。人を育てる上で大事な要素が詰まった言葉と思っています。この続きに「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は育たず」とあります。

今回の講習会でも同様の意味のご指導をたくさん頂きました。しかし、残念ながらこの言葉のようにダイレクトに私の記憶に刻まれることは多くはありませんでした。

私のレベルでは「見ていなさい」「やってみなさい」「いいじゃないですか」、SIB(Simple is best)のようです。私の塾の対象者は「志」を持つ人のみですので、精神的方向は決まっており単純明快と言えますが、それだけに、私も伴に学び、モチべーションを保たなければなりません。せめて私に出来ることは何かを再確認した講習会でありました。

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せっかく講義を受けたにも関わらず、私の能力不足で感じ取れたことは以上であります。

最後に最も感動したことは、埼玉医科大学病院長始め、タスクホース、コーディネーターの先生方とそれを支える事務職員の方々の熱意であります。大学とはこうあるべきと言う姿を見せて頂きました。

私の様な直接の大学関係者でもない者を快く受け入れ、ご指導頂き、本当にありがとう御座いました。心より感謝申し上げます。


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プロフィール
秩父病院理事長 花輪 峰夫

秩父病院理事長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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