各種お問合せは|TEL.0494-53-1280 FAX.0494-24-9633|〒368-0046 埼玉県秩父市和泉町20番

花輪理事長の独り言

読売新聞朝刊・産経新聞に取り上げられました。

読売新聞朝刊

産経新聞
加速する高齢化、救急態勢見直し…地方が悲鳴を上げる「医師の偏在」の実態


医師偏在問題と地域医療の未来:即効性ある改革の必要性

今日の読売新聞の朝刊、3面の社説の隣に大きく『国の医師偏在対策の記事』が載っていました。
患者を診察する私の写真、76歳理事長再登板、『医師確保に努めてきたが限界』と紹介されました。

医師偏在対策のポイント(略)

規制
1、診療所が多い地域で新たに開業する医師に医師不足地域で土日の診療にあたることなどを要請
2、公立病院などの院長になる要件に、医師
が少ない地域ての1年以上の勤務経験を課す

支援
都道府県が対策を重点的に進める医師不足地域を定め、働く医師の手当を倍増

私の意見
まったく医師偏在を来した本質が分かっていない、実効性、即効性が無いと思います。
規制2、を見れば歴然。浮世離れしている(笑うしか無い、笑)

ただ、日本の医療の危機を認識し、検討を始めたこと、遅きに失しているが、一歩前進したことは評価です。
インセンティブが必要なことはその通りです。言葉は悪いですが、『飴と鞭』、規制と支援、は必要でしょう。
医師が医師不足地域に行きやすい環境と体制、法令、規則を作ることは大事なことです。

しかし、即効性から言えば、現行の規則の見直し、地域の現状と環境に柔軟に対応する改善こそが、今は必要です。
地方は症例が少なく、都市部の病院に医師は流れると、分かったようなことを言う人もいますが、そんなことはありません。

医師不足地域の病院では、医師一人の扱う患者数は多く、医者あまりの都市部の病院の比ではありません。どんなにか地方の方が勉強になります。
地域では、最新医療がまなべないと言う人がいますが、若手の修練中の医師は、まず医療の基本を学ばなけば、良い臨床医には、絶対になれません。
修練の基本は『守破離』でしょう。

医師にとって、何が魅力なのか、どうすれば、医師自らが地域に行くのか、きめ細かな現状の規則の見直しが必要です。
埼玉県医師育成奨学金制度について言えば、現状で唯一実効性、即効性のある制度ですが、返済免除要件に欠陥があります。
返済免除指定病院は、本来なら、公民の別なく、若手医師にとって魅力的な病院とすべきです。この制度の目的、役割を果たせていまん。
更に、不足診療科の見直し、変更も必須です。

全国的にも、消化器・一般外科は今や絶滅危惧種です。
美容形成外科に偏り過ぎでは、日本の医療は完全に崩壊します。

早朝な秩父の朝焼け、少し不気味?


埼玉県医師育成奨学金制度の見直しを求めて

すでに、2年を過ぎてしまいましたが、私が代表を務めていた『埼玉県の地域医療を守る会』から、賛同医療機関の同意書を添付し、埼玉県知事、議長への要望、未だ回答はいただいておりません。

要望は『埼玉県医師育成奨学金の返済免除要件の変更』です。

奨学金対象者は埼玉県内の医師不足地域の公的公立病院で一定期間(多くは初期研修期間の2年を除いて7年)を勤務すること(義務年限)が免除要件ですが、民間病院での勤務は対象外です。
このため、この奨学金制度は、『医師不足地域に医師を派遣し、地域医療を守る』と言う本来の目的を充分に果たせていないと、私は考えています。

私どもは、『修練中の医師にとって魅力的であり、義務年限後も長く地域に留まり地域医療を支えてくれるであろう条件』を提示し、これを満たせば、『民間病院の勤務でも奨学金の返済免除』となることを要望しています。

秩父郡市1市4町の首長、埼玉県医師会からの同様の趣旨の要望も同様に回答はまだです。
更に、医師不足地域への医師派遣を条件に、誘致予定であった順天堂大学病院の開院も白紙となりました。

今や医師の偏在による地域医療の危機は全国的な問題であり、

先日、国はやっと検討会を開きました。
遅きに失した感はありますが、一歩踏み出したことは確かです。

私は、要望後の2年間の埼玉県や知事の、私どもの要望に対する対応に、不安と疑念を感じざるをえません。

私どもの要望は、地域医療の崩壊を防ぐための、今できる最も有効な対策の一つであると、私の53年間の医師人生をかけて訴えさせていただきます。
大野知事様の政治家としての良識と、人としての正義を信じております。


Cancer.Stage0は『無料大腸がん検診』イベントを実施しました。

今日、NPO法人Cancer.Stage0の2度目のイベント活動、『無料大腸がん検診』を公園橋ベルク(秩父)で行ないました。

秋晴れの中、80名の申し込みがありました。

今回は看護師5名と法人スタッフに加えて、ボランティアの方にも加わっていただき、より丁寧な案内や説明もでき、啓蒙・啓発と言う意味でも満足の行くイベントとなりました。

これも一重に、株式会社ベルク様のご理解ご協力のお陰であります。心より御礼申し上げます。


【11月17日】公園橋ベルク、無料大腸がん検診のご案内

公園橋ベルク、無料大腸がん検診のご案内

場所:
ベルク公園橋店 正面入り口・マツモトキヨシ前
日時:
11月17日(日) 11時~14時
対象 :
40歳以上の方。150人限定
直近1年間に同検査を受けていない方
申し込み後1カ月以内に郵送可能な方
看護師が丁寧に説明します!


NPO法人Cancer.Stage 0 2回目のイベント活動の予定報告

NPO法人Cancer.Stage 0
10月のみやのかわナイトバザールに続いて
2回目 のイベント活動の予定報告

日時 11月17日 日曜日 11時〜14時
場所 ベルク公園橋店 (秩父)
内容 大腸がん(便潜血検査)無料検診
   検体(採取便)、検査結果は郵送
            ※150人まで
対象 40歳以上 直近1年間に同検査を受
   けていない方。申し込み後1ヶ月以
   内に検体を郵送可能な方

秩父病院医療連携会を5年ぶりに開催することが出来ました。

先日、コロナ禍で出来なかった秩父病院医療連携会を5年ぶりに開催することが出来ました。
有り難いことに、100人を超す方々にご参加いただきました。

今回は医師会、歯科医師会、薬剤師会等の医療関係者に留まらず、市長様、議長様、市議会議員様、行政の方々、更に秩父地域外の連携医療機関の方々にもご参加いただきました。有り難いことでありました。

まず、5年間の当院の実績報告をさせて頂き、地域内外の医療機関間の患者さんの連携・紹介、逆紹介等の状況をご報告いたしました。
特別講演として、埼玉医科大学国際医療センター病院長の、佐伯俊昭先生に乳がんの最新治療と地域連携に関するご講演をいただきました。
実際、私を含め、国際水準の最新、高度な医療を多くの秩父地域の患者さんが受けております。これも、医療連携であり、改めて同センターに感謝申し上げる次第でありました。
引き続き、私が現在行っている二つの活動を紹介させて頂き、皆様にご協力をお願いしました。
1、Cancer.Stage0 の活動
(がん死の撲滅を目指す活動)
2、埼玉県の地域医療を守る会の活動
(埼玉県医師育成奨学金制度の公民間の不平等を正す活動)
そして、本当の医療連携の原点、本質である、懇親会に移りました。直に話し、触れ合ってこそ、真の連携が生まれます。酒も少し入った方が宜しいですね。
コロナ、正に災害でした。何より人と人の触れ合いを無くして、人の気持ちを沈滞、暗くしました。
やっと良い触れ合いが出来ました。
心底、良い連携会が出来たと思いました。
ありがとうございました。

ドジャースの栄光に触れ、自分の道を見つめ直しました。

一昨日、ドジャースは勝ってしまいました。虚脱と安堵が入り混じった、複雑な気持ちしです。
大谷翔平は怪我であまらりいいところ無し、まだ、6戦、7戦があるのに、私としては、最高の楽しみが消えてしまいました。6戦も負け、怪我の癒えた大谷のホームランて勝つと言うストーリーは、贅沢だったのでしょうか?
私はそんなスリルが大好きです。
今日、テレビやYouTubeでパレードやドジャースタジアムでの祝賀イベントをみました。
イャー、あんなに嬉しいのですね。興奮と笑顔、プロとしてのプライドと生活・自身の存在を賭けた、その結果としてのワールドチャンピオン。
歓喜と高揚、果てしない沸騰する情景を見た時、弥次馬根性は消え、羨望と喜びが野次馬のスリルを打ち消しました。
努力が叶い、天に選ばれたか、あるいは、運を引き寄せたか、素晴らしい光景を見る事が出来ました、
自分を振り返って、私にも万分の一で良いから、『自分の証明』が出来ることを願いたいですね。
理不尽な規則、無関心な世間、
私もプロとしての結果を出して、喜びに浸りたいと思ってもバチは当たらないと思うのです。
『埼玉県医師育成奨学金制度』における
公民間の不公平、絶対に許せません!
私に残っている生命力の全てをかけて、必ずやり遂げます。

ちちぶFMの「聴かせてあなたの夢を」と言う番組に出演させていただきました。

昨日、25日金曜日、ちちぶFMの「聴かせてあなたの夢を」と言う番組に出させていただきました。

『今の夢は?』『それは大谷翔平です』から始まりました。
今日、夢は1/4叶えられました。逆転サヨナラ満塁ホームランでした。
叶う夢、叶わぬ夢を話しました。
今やっている、二つの活動(NPO法人のがんとがん検診、埼玉県医師育成奨学金の公民の不平等解消)は、夢というより、最後の仕事ですね。

叶うかどうかわかりませんが、確実に風が吹き始めています。

病院のスタッフと孫達が、窓の外に応援に来てくれました。ありがたい事でした。

私はドジャースタジアムで買ったと言う、東京の孫達のお土産、背番号17のTシャツとLAの帽子でポーズをとり応えました。

夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に
夢なき者に成功なし
と吉田松陰は言っています。
しかし、松陰の夢は叶いませんでした!
何はともあれ、私は幸せ者ですね。

NPO法人と同じ訴えをNHKが発信!がん検診への新たな動き

10月17日、NHKの「あしたが変わるトリセツショー」と言う番組で、
私達のNPO法人Cancer.Stage0の活動と同じ訴えを放送していました。
NHKと自治体が連携して、がんとがん検診について、積極的な発信を始めたのです。
これは、画期的な素晴らしいことと思います。
我々の活動にとって、追い風です。世間が動き出すかもしれません。
がんは早く見つければ90%、大腸がんは95%以上治ります。
番組のHPを添付します。

1 ~ 10件 / 全201件

プロフィール
秩父病院理事長 花輪 峰夫

秩父病院理事長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

記事カテゴリー
月別バックナンバー

PAGE TOP

秩父病院