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花輪理事長の独り言

当院の初期研修医が学会発表を行いました

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平成25年2月24日(日)に開催された埼玉県医学会総会で2年目の初期研修医の青山純一先生と平田優介先生が初めての学会発表を行いました。

青山先生は私の母校である日本医科大学付属病院所属の初期研修医で、昨年の秋に2ヶ月間、当院で地域医療の研修を行いました。研修期間中に担当医として経験した疾患を『画像検査でfree airを認めた腸管嚢胞性気腫の2症例』の演題で発表しました。(詳細はこちら)   彼は大変落ち着いた態度で、時間厳守、かつ分かり易い発表を行い、座長より「まとまった発表でした」とのお褒めの言葉をいただきました。質問にも堂々と答え、共同縁者で指導医である私の助けもほとんど必要のない程のできでした。

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 平田先生は埼玉医科大学病院所属で、昨年の秋に青山先生と一緒に1ヶ月、今年の1月に1ヶ月間、当院で研修しました。、青山先生も東京の日本医科大学付属病院への救急車での搬送をも経験していますが、平田先生も多くの高次救急医療機関への転院搬送症例を経験し、その中で特に印象に残ったというか、衝撃を受けたと思われる2症例を発表しました。『地域における高次救急施設での加療を要する重症患者への対応の実情~地域研修を通して感じたこと~』(詳細はこちら)がその演題です。座長の質問が、救急医療体制の中でのヘリ搬送システムについてでありましたので、私が共同演者として「新鮮な感覚をもった研修医が自ら救急車とヘリに同乗し搬送した症例であり、生の地域医療の現場に触れた率直な気持ちを発表したものと思っています」と補足しました。期せずして拍手が沸き起こりました。

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 私は今このブログの原稿を書きながら満足感に浸っています。その理由は、当院での研修を通じて、若い医師達が地域医療の実態に触れ、それがエネルギーとなり学会発表という形まで至ったこと。さらにこのことは、彼等の長い医師人生の中で必ず何らかの糧になるに違いないという確信を得たからであります。そして嬉しいことは、出身校の異なる彼らが、当院での研修の中で友人となったことであります。

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 医者を長く医者をやっていると、「診療以外にも良いことがあるものだなあ」が今の実感です


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秩父病院理事長 花輪 峰夫

秩父病院理事長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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