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院長ブログ

新型コロナウイルス感染・第八報・ワクチン接種(2021年3月15日)

1月7日に発令された緊急事態宣言は、東京、埼玉・神奈川・千葉県では、当初解除予定であった3月7日を過ぎても、さらに2週間延長され、いまだに解除されていません。宣言発令後、感染者数は減少傾向ではありましたが、変異ウイルスの感染が危惧される中、下げ止まりが続き、3月14日現在ではむしろ若干の増加傾向であります。

一方で、ワクチンの調達はなかなか進まず、報道を見る度に、期待と焦りと不安、やや諦めすら感じていました。

そんな中、三度目の正直と言いましょうか、やっと『3月11日』当院にワクチンが到着しました。

ただ、その量は、僅か1箱、(195バイアル・975回分)のみであります。

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従って、当初予定していた医療従事者のすべてへの接種は不可能であり、大幅に削減せざるを得ませんでした。

しかし、とにもかくにも、秩父でも『3月12日』待望のワクチン接種が始まったことは大きな前進です。

この約1か月で様々な変更や問題がありました。ワクチンの保管等の緩和(超低温冷凍庫でなくとも5日間以内であれば保管可能)で当院より他の病院へワクチンの小分けが可能となったこと。一般の接種用注射器では1バイアルで5人分しか接種できないが、専用のものなら6人可能である、等々です。

テレビ等の報道では、ワクチンの日本への供給は、WHOの発展途上国優先発言、EUの許可が下りない等、思わしくない内容ばかりでした。実際、ワクチンの秩父への配給の時期も二転三転し、先の見通し、計画が全く立たない状態が続きました。

3月12日に当院で開始された、秩父地域で最初のワクチン接種は、小分けが可能となったこともあり、当初予定していたより、各段に接種者が少なく、3日間の接種は余裕をもって終わりました。副反応については、インフルエンザワクチン接種よりは接種時の痛みは殆どないものの、翌日の痛みは強い、頭痛、全身倦怠感、眠気は多い様です。数名は頭痛と胸部の違和感を訴え、念のため病室での経過観察を行い、1名は発疹と喉の違和感があり、アナフラキシーとして点滴ラインを確保し、ステロイドと抗ヒスタミン剤の投与、モニターリングを行いました。幸い、アドレナリンを使用するほどの重症ではなく、ほどなく改善しました。当院では、当然、アナフラキシーショックに対し、万全の体制を整えましたので、想定内でありましたが、今後の医療施設やそれ以外で行う集団接種、個別接種でも万全の準備体制は必要と考えます。

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当初、医療従事者3000人、2回で計6000回の接種に備えて様々な準備をしました。駐車場の土地の確保と整備から始まり、場所とスタッフ確保の為に人間ドックを中止、会場の養生、密にならない接種者の流れの工夫、等々を真剣に行いました。

今回、最初の接種をスムースに終え、一安心、少し気の抜けた感じですが、まだ初回接種者に対する2度目のワクチンの到着予定は確定していません。

先日、河野太郎大臣はワクチン供給に明るい見通しを語りました、これが確実に実行されることを祈るばかりです。

明日(3月16日)より地域4病院に対しての小分け作業が始まります。今回の副反応等の経験は詳細にお伝えするつもりです。

その後の二回目の接種、初回に接種できなかった医療従事者への接種、老人施設や高齢者への接種と、まだまだこれからですが、慎重かつ確実に当院の役割を果たして行くつもりです。

今回、秩父臨床医学研究所よりスタッフの応援を頂きましたことに感謝申し上げます。


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プロフィール
秩父病院院長 花輪 峰夫

秩父病院院長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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