花輪理事長の独り言
花輪の独り言(第七報)前へ
今後の仕事、私の医者としての宿題、『進行がんの撲滅』『地域の医師確保』半年間、精一杯やってきたつもりです。一市四町の首長様、議員様達に、医師会の仲間達に、直接お話しさせて頂いたり、メールや電話等で、私の思いをお話しして来ました。
又、埼玉県には、保健医療部のお役人様達に、地域医療の現場の医師としての私の考え、さらに、若手医師の希望や考え等を、正面から伝えさせて頂きました。
地域の医師確保は、秩父地域の問題を言っているのではありません。全国の地域医療の話です。『埼玉県医師育成奨学金返済免除指定病院』を一つの例として、地方行政をあずかる方達の、地域医療に対する根本的無知を指摘たいと思います。
『公民の差別』もその一つです。
埼玉県は全国で10万人当たりの医師数が最低です。又、県内で医師数の地域格差があります。このため、埼玉県は医師確保のため、上記の奨学金制度を作りました。これは、医師になってから9年間、県内の『医師不足地域』例えば、秩父、熊谷、本庄等の公的公立病院に勤務すれば、奨学金の返済を免除する、と言う制度です。
幸い、知事様にも私の思いを直接お話しする事も出来ました。私の
『埼玉県医師奨学金についての提言』は、一定の条件を満たせば、民間病院での勤務でも、免除指定病院とする、と言うものです。
賛同者(医療機関)は40名を超えました。私は多くの院長、理事長先生方にお電話をしましたが、実にご理解を頂いた全ての先生が、賛同書を送って下さいました。さらに、賛同者を募ってくださった先生もおられました。ありがたいことでした。県医師会長様も同じ思いである事を確認しました。
皆様が同じ思いを持っている事を知りました。これが普通の事なのに、何処が、何かがおかしいのです。
さて、進行がんの撲滅ですが、医学的には可能です。検診の充実、受診率の向上が必須ですが、未だに医学の進歩を無視した古い検診が行われています。
しかし、議員様はじめ、多くの方々が関心を持ちはじめている実感があります。
良い方向に進んで行くに違いありません。
市、県議会に期待申し上げます。
今日も、透き通った空気、世界です。
明日、宿題をやりに、シングルハンドでかえります。
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賛同いただいた先生方に心より御礼申し上げます。
公民の差別の撤廃、古い制度への執着等、全国に広がる事をお願っております。
更新時間 : 2022年10月28日