花輪理事長の独り言
新型コロナウイルス感染、第三報 (2020年5月25日)
本日より埼玉県を含め東京、神奈川、千葉、北海道の国の緊急事態宣言が解除となった。感染者の報告は確実に減少傾向であるが、専門家の予測では、第二波、第三派が来る可能性が高いという。このウイルスの特徴である、
① 8割が軽症または全く症状がない ②無症状の感染者も感染力がある ③感染力が強い ④重症化のスピードが速い、等を考えると、まったく安心はできない。
たとえ感染者の報告が0となっても、すべての国民に検査を行っている訳ではなく、ウイルスは生体内に確実に生きて行くのであるから、何時感染の波が来るか分からないのである。
さらに、最近では、医療従事者の感染や院内感染が問題となっている。医療従事者が感染のリスクが高いことは当然であるが、近郊での院内感染は不安を募らせる。用心に越したことはない。
当院では5月20日に、救急玄関横に陰圧感染症用テントを準備した。
さらに、5月23日より、入院患者さん全員にPCR検査等を行うこととした。抗原検査も準備が整い次第、入院が必要な救急患者さんに行う予定である。
感染リスクの高い歯科や検査、疑い患者さんには完全防護体制で臨んでいる。
可能な限りの感染防止対策を行い、院内感染を防ぐ努力をしている。
5月18日より、検診・人偏ドッグを再開、歯科診療も平常に戻した。