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花輪理事長の独り言

NPO法cancer.stage0の活動報告を投稿します。

NPO法cancer.stage0の活動報告を投稿します。
3月中旬、大腸がん検診(便潜血検査)の普及が加速することを目指して、
林家たい平師匠にお願いして、プロモーションビデオを撮らせていただきました。
師匠は非常にお忙しい中、『協力できることが嬉しい』と、快くお引き受け下さりました。
また、後援会の方々をはじめ、多くの方々に、ご足労とご協力をいただきました。撮影は秩父おもてなしTVにお願いし、素晴らしいビデオが出来上がりました。
近いうちに、SNSをはじめ、様々な場所、機会に発信してまいります。
改めまして、たい平師匠のお気持ちに感謝申し上げ、お世話になった皆様に心より御礼申し上げます。

地域医療の崩壊を防ぐために

 

立春も過ぎ、アトムとの散歩道には、蝋梅の香り、今日は福寿草が咲いていました。
季節は確実に春へ向かっていますが、私は冬の真っ只中です。

数年来の「地域の医師不足解消」への取り組み、特に2年前に大野知事に要望した「埼玉県医師育成奨学金の返済免除における公民の差別の解消」は、全く進展しません。

昨年末には、NHKクローズアップ現代、読売、毎日、産経、東京新聞の取材を受け、現場の実情をありのままに話しました。

秩父に限らず、医師の偏在により、地域医療が崩壊の危機にあることは明らかです。

今年1月末、上記奨学金の件について「秩父郡市医師会から知事に要望してほしい」とお願いしました。
このことは2019年の「ちちぶ医療協議会」以来、望んでいたことであり、最近も何度か医師会にお願いしていました。

結果は残念ながら、「否」でした。

ショックでした。悲しく、悔しいことでした。
「何故!?」が私のその時の正直な気持ちであり、今でも納得できません。

しかし、あれから数日経ち、もう秩父郡市医師会に私のいる場はないと痛感しました。
私のような、行政や知事に文句を言う者は、宜しくないのでしょう。
医師会の仲間に、こんなにも嫌われていたのかと思うと、情けない気持ちでいっぱいです。

「不徳の致すところ」――今の私にとっては、この言葉がふさわしいのかもしれません。

ただ、これだけは言えます。

『埼玉県医師育成奨学金制度の目的は、本県の地域医療における医師の地域偏在、診療科偏在を解消する』

確実に、秩父地域に限らず、地域の医師を確保する方法は、現在この制度に頼るしかありません。

秩父について言えば、現在まで二つの自治体病院に奨学金貸与者の派遣がないことから、
秩父病院のような民間病院まで対象とならなければ、地域医療は間違いなく崩壊します。

当院独自の医師確保の試みは、すべてやり尽くしました。

来年度からは、夜間二次救急輪番は残念ながら撤退せざるを得ません。
断腸の思いです。

ただ、昼間の救急診療は、救急車の受け入れも含め、今まで通り行います。
救急病院を辞めるのではありません。

市民の皆様には、ぜひともご理解のほどお願い申し上げます。

2025年2月4日 秩父病院 花輪 峰夫

 


ファームステイフェスティバル に参加しました。『NPO法人Cancer.Stage0』

昨日(2025年1月19日日曜日)
がん死の撲滅を目指す
『NPO法人Cancer.Stage0』
のイベント活動として
ナイトバザール、公園橋橋ベルク
に続き、3回目のとなる
ファームステイフェスティバル
に参加しました。
幸い晴れ、虹もでていました。
素敵なフェスティバルでした♪

NPO法人Cancer.Stage03回目の活動を行います

NPO法人Cancer.Stage0
がん死の撲滅を目指す
3回目の活動を行います
日時   2025年1月19日(日曜日)
場所   秩父ファームスティ
Chichibu farm festivalに参加します

久しぶりの雲海


新年初滑り

新年初滑り、年末と打って変わり、快晴、快適でした。
富士山も南西方向、遠くに眺めることが出来ました。

アトムと三峰山へ

昨年の11月、アトムと目指し、途中でリタイアした三峰山、リベンジして来ました。
箱根駅伝の山登りに合わせて、青学が芦ノ湖にゴールした時、山門に着きました。
参拝者の行列が長く、時間がかかりそうなので、帰りの安全を考え、本殿参拝はせず、山門に参拝、慎重に、慎重に下山しました。
ところが、本流にかかる赤い太鼓橋のたもとの看板に、二つの注意書きがあるのに気付きました。
一つは、熊のイラスト、熊出没注意。
もう一つは、なんと『ペット入山ダメ?』
気が付きませんでした。
『三峰神社様、御免なさい』

新年明けましておめでとう御座います。

新年明けましておめでとう御座います。
昨年は自分にとって、少々試練の年でありました。
儘ならぬこと六、良かったこと四でしたでしょうか。
ニ年越しの埼玉県知事への、『埼玉県医師育成奨学金制度返済免除指定病院の変更』
つまり、『公民の差別』
世間の認識は、確実に変わって来ているのに、埼玉県は
進まぬどころか、地域医療に、まったく危機感も関心すらも無き様子、怒りと言うより、悲嘆でありました。
引き続き、『至誠通天』を信じ、新しい年を貫くつもりです。
闘病は苦、治癒は喜、の旧年でありました。
しかし、『がん死の撲滅を目指す会』がNPO法人『Cancer.Stage0』となり、具体的活動が始まったことは、新年から未来へ繋がる希望となりました。
ミューズパークの展望台から見る元旦の空気、快晴・北風やや強し、間違いなく、北は雪、駿河湾は西強風、船は無謀、スキーしかありません!^_^
萎えた筋力、アトムが回復してくれました♪
本年が良い年でありますように願います。

読売新聞朝刊・産経新聞に取り上げられました。

読売新聞朝刊

産経新聞
加速する高齢化、救急態勢見直し…地方が悲鳴を上げる「医師の偏在」の実態


医師偏在問題と地域医療の未来:即効性ある改革の必要性

今日の読売新聞の朝刊、3面の社説の隣に大きく『国の医師偏在対策の記事』が載っていました。
患者を診察する私の写真、76歳理事長再登板、『医師確保に努めてきたが限界』と紹介されました。

医師偏在対策のポイント(略)

規制
1、診療所が多い地域で新たに開業する医師に医師不足地域で土日の診療にあたることなどを要請
2、公立病院などの院長になる要件に、医師
が少ない地域ての1年以上の勤務経験を課す

支援
都道府県が対策を重点的に進める医師不足地域を定め、働く医師の手当を倍増

私の意見
まったく医師偏在を来した本質が分かっていない、実効性、即効性が無いと思います。
規制2、を見れば歴然。浮世離れしている(笑うしか無い、笑)

ただ、日本の医療の危機を認識し、検討を始めたこと、遅きに失しているが、一歩前進したことは評価です。
インセンティブが必要なことはその通りです。言葉は悪いですが、『飴と鞭』、規制と支援、は必要でしょう。
医師が医師不足地域に行きやすい環境と体制、法令、規則を作ることは大事なことです。

しかし、即効性から言えば、現行の規則の見直し、地域の現状と環境に柔軟に対応する改善こそが、今は必要です。
地方は症例が少なく、都市部の病院に医師は流れると、分かったようなことを言う人もいますが、そんなことはありません。

医師不足地域の病院では、医師一人の扱う患者数は多く、医者あまりの都市部の病院の比ではありません。どんなにか地方の方が勉強になります。
地域では、最新医療がまなべないと言う人がいますが、若手の修練中の医師は、まず医療の基本を学ばなけば、良い臨床医には、絶対になれません。
修練の基本は『守破離』でしょう。

医師にとって、何が魅力なのか、どうすれば、医師自らが地域に行くのか、きめ細かな現状の規則の見直しが必要です。
埼玉県医師育成奨学金制度について言えば、現状で唯一実効性、即効性のある制度ですが、返済免除要件に欠陥があります。
返済免除指定病院は、本来なら、公民の別なく、若手医師にとって魅力的な病院とすべきです。この制度の目的、役割を果たせていまん。
更に、不足診療科の見直し、変更も必須です。

全国的にも、消化器・一般外科は今や絶滅危惧種です。
美容形成外科に偏り過ぎでは、日本の医療は完全に崩壊します。

早朝な秩父の朝焼け、少し不気味?


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プロフィール
秩父病院理事長 花輪 峰夫

秩父病院理事長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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