秩父病院研修を終えて

2018年11月

秩父病院で研修を始めて1ヶ月が経ちました。 花輪先生、山田先生、大野先生、守先生、病院スタッフの方々には多くのことを教えていただきありがとうございました。 秩父病院では手術、内視鏡、外来と大学病院ではあまり経験できないことを学ばせていただきました。 大学では外来をする機会が少なく、秩父病院研修当初は外来のやり方に戸惑っていましたが、 指導医の先生方が優しく教えて下さり月末頃にはだいぶ慣れることが出来ました。 外来では内科、外科、小児科問わず、色々な患者さんを診させていただき専門以外の疾患を診ることの大切さを実感しました。 当直では患者を断ることなく受け入れ、walk inから救急車までたくさんの症例を経験することができとても勉強になりました。 秩父病院の先生方から地域医療の良いところや問題点を聞くことも地域医療研修として貴重な経験となりました。

一ヶ月の内にたくさんの手術に入らせていただき、また挿管、麻酔のかけ方も学ぶことが出来ました。 担当させていただいた患者さんのなかで小腸婁造設術を行った方が印象に残っています。 大学病院ではIVHのみでなかなか栄養状態が改善しない患者さんをたくさん診てきましたが、 ここでは迅速に小腸婁造設術を施行され、経管栄養に切り替えることで栄養状態が著名に改善し、全身状態も良好になりました。 検査でも治療でも患者さんを何か月も待たせることなく行えるフットワークの軽さに衝撃を受けました。

また先生方に秩父のおいしいお店にたくさん連れて行っていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。 今後も夜祭など機会があれば秩父に訪れたいと思います。

将来は秩父病院で学んだことを生かし自分の専門の診療科だけでなく、幅広い知識を持った医師になれるよう今後一生懸命努力していきます。