各種お問合せは|TEL.0494-53-1280 FAX.0494-24-9633|〒368-0046 埼玉県秩父市和泉町20番

院長ブログ

夏至の夕暮れ時の悪夢の出来事

夏至に近い夕方、(17時20分)一人の患者さんが当院に自力歩行で来院しました。苦しそうではありましたが、その疾患の症状としては軽い方だったようです。背中が痛いとのことで、外来担当の先生が早速検査、CTにて急性大動脈解離、(stanford A)と診断しました。

さあ大変だったのはそれからです。

1、まず大学の救命救急センターに連絡

2、救命センターより心臓血管外科に回され病状説明。一旦電話を切り連絡待ち

3、ほぼ同時にドクターヘリ基地に連絡、受け入れ先が決定すればヘリ搬送可能との返事

4、他の救命救急センターに連絡、一旦電話を切り連絡待ち

5、しばらくして受け不可能の連絡

6、ドクターヘリ最終離陸時間は18時15分との連絡あり(日没:19時00分)

7、約30分後、大学の心臓血管外科より受け入れ不可能の連絡

8、再度ドクターヘリ基地より電話連絡。ヘリ搬送は時間切れとのこと

9、県立病院に依頼、収容不可能

10、川越の大学病院へ依頼、収容不可能、群馬県の救命救急センターを勧められる

11、群馬県の救命救急センターへ連絡、収容不可能。県内の2病院への依頼を勧められる

12、埼玉石心会病院へ電話依頼。結果、快くお引き受け頂く(6病院目)

13、19時30分(初診より2時間10分後) 私と研修医が同乗し当院を救急車で出発

14、20時30分 埼玉石心会病院到着

15、22時 当院帰院  約4時間30分の事件であった

 

その後患者さんの手術は無事終了。

7月初旬には退院となりました。

 

「救急患者のたらい回し」という嫌な言葉があります。一般には救急隊が患者を収容したものの、複数の病院に断られ、病院での診察までに長時間を要した状況のことを言います。秩父医療圏はこのたらい回しの率が、埼玉県で一番少ないのですが、これは我々地域の2次救急病院の努力と汗(冷や汗)の結晶と自負しています。

この事例は病院に収容したものの、この疾患を扱える高次機能病院への搬送受け入れまでに5病院に断られ、6病院目、初診から3時間10分後に専門病院に搬送できたというもので、いわば3次救急のたらい回しと言えます。許せない事です。

残念ながら秩父地域には、この患者さんのような大血管疾患、心筋梗塞、脳卒中等の疾患を治療できる医療機関はありません。

従って、対処不能な疾患では大学病院等にお願いすることになります。以前は今回のような事例は頻回にありましたが、近年は大学等のご配慮や救急搬送システムも充実してきており、このような事例は少なくなってきております。

そもそも、日本の救急体制は1次、2次、3次救急に分かれており、おおざっぱに言うと、1次は外来診療で済む程度のもの。2次は入院治療が必要となるもの(主に二次救急病院が担う)。3次は2次救急では対応できないもの。となっており、3次救急医療を扱う医療機関は救命救急センターとして、100万人に対し一施設が整備されています。従って埼玉県では人口700万人を超え、8施設の救急救命センターがあります。言ってみれば、我々2次救急病院と患者にとって最後の砦と言えます。

先に述べたように、秩父では、たらい回しの率が少ないのですが、それは取りも直さず、あらゆる患者さんを収容し、その中には対処できない患者さんも大勢いるということです。

救急医療をやって行く上で、最も大きな負担を強いられ、多大エネルギーを費やすのは、受け入れ病院を探すこと、そして患者を医師が付き添って送り届けることです。この事例での、受け入れ出来ない理由は、ICUが一杯、心臓血管外科医が不在、理由不明、でありました。

これだけは言いたいと思います。2次救急病院である我々は、患者を断りません。「少なくとも救命救急センター、3次救急を名乗っているなら、まず収容しなさい」と。「その上で、貴方たちが考え、他施設に紹介するなり、専門医の呼び出しをかけるなりすべきでしょう」私は消化管穿孔や出血等で緊急手術が必要な時、秩父にいる限りは、どんな時でも(たとえ酔っぱらっている時でも?)病院に出向きます。そう、我々と同じことをしてほしいのです。

 

埼玉石心会病院は立派でした。素晴らしい、の一言に尽きます。その後のご配慮、手術翌日の電話報告、お返事、手術の詳細等も丁寧で完璧でありました。当院もそうありたいものです。

埼玉石心会病院は11月には増床新築移転し、ヘリポートを併設、ドクターカーも整備すると聞いています。

今後同病院とは緊密な関係を築き上げて行きたいと考えています。私が同病院の救急外来に入った時、以前の当院のようなレトロな雰囲気と正に現場の空気を感じました。埼玉石心会病院には失礼ながら、当院と同じ匂いを感じます。目的と理念を共有できそうで、良い連携が出来そうな予感があります。本当に有難う御座いました。感謝に堪えません。


Internetサイトm3.comの記者さんから取材をうけました。

記者さんのお話では、前回のブログで紹介した、今年の4月に横浜で開催された日本外科学会定期学術集会での私の発表に興味を持ったとのこと。同時に、秩父病院と私にも興味を持ったのかも知れませんが、当院のホームページ、この院長ブログにも目を通して頂いたようで、5月のある日に取材をうけました。

記者さんは当院に来院され、大きく分けて二つの点を質問してきました。

 

一つ目は私のブログ「救急医療に対する今後の当院の方針」への質問でした。

この冒頭の「地域医療計画の中で、当院の方針は大きな進路変更はしないこととしました。ただ、救急医療については、来年度より段階的に縮小させて頂きたいと考えています」という私の考えに、おそらく現在厚労省が進めている地域医療計画に呼応してのことと、興味を持たれたのではと思っています。私は当地域の救急医療の経緯、現状をお話しし、今の私の正直な心境(ブログに書いた通り)をお話ししました。

 

6月23日記事が掲載されました。

Vol.1  夢見た地域完結の医療、「今は無力感と脱力感」.pdf

地域完結を夢見て来たことはその通りです。地域の医療機関が全体として一つの総合病院としての役割を果たす。それは最近の流行語ともいえる医療連携というより、地域内の医師同士の助け合いでありました。当院では専門外の手術であっても、地域内にその分野を得意とする医師が居れば、お互いに医師が出向き、あるいは大学等より専門医を招聘してやっていました。ある時期は秩父地域の脳卒中患者の90パーセントは秩父市立病院で治療できていました。現在でも当院では、解放病床、オープンシステムを維持し懸命に地域内で対処するべく努力しています。ただ地域内医療機関同士の連携は以前より少し希薄となってきた感じはあります。

さらに、医療の急速な進歩・変化と医師の専門医志向、地域内の病院の減少、個々の医師の守備範囲の縮小により、地域完結は今や正に遠い夢であります。しかしこれは自然の流れと受け止まるべきであり、無理な地域完結は宜しくないと思うのです。これからの地域医療は、より広域の地域完結を目指すべきでありましょう。そんなことは百も承知でこの45年間、救急をやって来ました。出来ないものはより迅速に高次医療機関にお願いする。私は、6年前にヘリポートがほしくて病院を移転しました。そろそろ機が熟したように思います。今後はさらに進化した広域的医療連携が必要です。より迅速、確実、簡単に成されなければなりません。なるほど、地域完結に夢破れた感はありますが、これは今始まった訳ではありません。その代り、今新しい助け合いの形を見つけつつあります。ヘリ搬送もその一つでありましたが、これはいずれご紹介します。

当院の今後や秩父地域医療の将来に失望した訳では決してありません。消化器疾患、歯科、健診等、得意分野はさらに充実させ、地域完結と病院内完結を目指してまいります。

 

二つ目は、先の日本外科学会定期学術集会で私が講演した内容に関連し、総合医を視野に入れた若手医師養成の在り方についてでありました。私は持論である「極端な専門医志向の弊害」とその対策としての地域医療・地域病院の役割についての私見をお話ししました。また、私の考えをまとめた発表論文、当院の医療連携会等の資料の幾つかをお渡ししました。その他、病院にとって研修医を受け入れる意義、研修医OB達を対象とした私塾「秩父花仁塾」のこと等の質問に答えさせて頂きました。初期研修医達への取材もありました。私は医師が成熟していく上で、地域医療の経験は必須であることを強調しました。

 

6月30日 記事が掲載されました。

Vol.2 「総合医の養成」は地域病院の使命―花輪峰夫・秩父病院院長に聞く.pdf

 

私はこの十年以上、初期研修医が当院に来るようになって以来、彼らの言葉や態度にずいぶんと驚かされました。研修医達は私や当院の診療、地域医療の実際を体験して、びっくりしたことでしょう。多くの驚きを体験したようですが。私の方もその驚き自体に衝撃を受けました。「アッペて開腹するんですね、こんなにすぐ終わるのですか」「ルンバールでも手術は出来るんだ」「鎖骨下のCVなんて見たことない」「小児外科が無いのに、子供も手術するんですか」「外科医が麻酔をするんですね」・・・etc

「大学はどんな教育をしているんだ」「残した方が良いものを残して行ってもらいたい」「新しいものが総て良いわけではない」「70パーセントは進化しているとしても、30パーセントは退化しているんじゃあないか」・・・異次元の人たちと触れ合うに付け、それはそのまま彼ら、研修医への興味となり、彼らを指導する喜びに変わりました。ありのままの地域医療から、何かを掴み、医師として、人として少しでも広い視野を持つ医者になってもらいたいと願っています。

 

私のインタビュー記事に付、ネット上で、多くの意見を頂戴しました。ほとんどがご理解を頂いた内容で、励ましの言葉まであり、嬉しく思っています。有難う御座いました。ただ、採算のみを考えて夜間救急医療を縮小するのではないことをご理解頂きたいと思います。また、ネットでこの記事をご覧になった先生方より、励ましやら、ご心配(先生どうしちゃったの)やらのコメントを複数頂きました。

私と研修医達、院内、ヘリポートの風景写真も載っていました。つくづく自身の写真を見て、老けたなあと思いましたが、心情的には、言葉が発信する程の無力感と脱力感はありません。まだまだ自身で執刀する手術の無い日に感じる空虚感の方が強いようです。もう少し、外科医をやってみようと思っています。まだまだ今のところ元気です。有難う御座いました。

 

興味のある方は取材記事をご覧いただければ光栄です。


第117回日本外科学会定期学術集会

先のブログでも紹介しましたが、第117回日本外科学会定期学術集会で発表して来ました。

今回は4月27日(木)~4月29日(土)までの3日間、横浜で開催され、当院よりは大野哲郎先生、守麻理子先生の2演題が採用され、私は指定演者として発表しました。

IMG_3579.JPG

大野先生は「外科医主導で行う臨床研究―埼玉県秩父市における胃がんリスクABC検診―」守先生は「地域の中核を担う二次救急病院での外科医としての役割」ポスターセッションで発表しました。

大野先生の発表では秩父地域では、がん検診の受診率が低いこと、現状の透視検査診より診断度ABC検診(囲い込み検診)が、診断制度、効率、費用面において優れていることを訴え、臨床研究として当院独自の負担で行ったこの検診が、住民・自治体・医師会への啓蒙に通じ、いずれ自治体主導になることを期待したものです。

2.jpg

私は、詳しい検証はしていませんが、当地域には胃がん、大腸がんとも進行、末期がんが多いことを肌で感じています。この発表が秩父地域のがん検診を進化させ、がんの早期発見に繋がることを祈っています。

守先生の発表は大変好評でした。発表態度も堂堂とし、内容も興味を持たれたようです。「外科医が行う救急医療」と言うジャンルは今なんとなく忘れ去られていると、私は感じています。救急は救急専門医の分野であって、今の外科の注目は専門特化、臓器別、鏡視下、様々なデバイスなどであります。そんな中で、斬新に映ったのではないでしょうか。また、病院併設のヘリポートの役割も理解されたようです。

私は、特に地域医療においては、外科医の役割の半分は救急外科医療と思っており、これがあたりまえの一般外科と思っています。

20170513184240.png

さて、私ですが、光栄なことに、学会前夜に行われた、拡大プログラム委員会に招待されました。これは前夜祭と言えますが、豪華絢爛でありました。懐かしい「チューリップ」と言うバンドの生演奏、私と同年代のシンガーソングライター財津和夫さんの歌で盛り上りました。桑野博行会頭の素晴らしい企画でありました。

IMG_3538.JPG

私の発表はセッション5、特別企画 今こそ地域医療を考える

―都市と地方の外科医療と外科教育の格差を解消するにはーでありました。

これを受けて私は「研修医の視点に学ぶ格差解消への模索と地域医療の役割」と言う演題で講演しました。

特別セッションであり、会場は第1会場(メイン会場)・国立大ホールでした。さらに日本外科学会の専門医領域別講習セミナーであり、この受講は研修実績として外科学会専門医等の単位を取得できるため、大勢の聴講者が参加していました。

IMG_3558.JPG

20170513150328.jpg

私と基調講演の自見はなこ参議院議員を除き、座長の先生方はじめ演者は3人とも大学の著明な外科学教授でありました。そんな中で、一地方外科医が最後の演者として講演する機会を得て大変光栄に感じ、精一杯お話しさせて頂きました。私が常日頃より感じていること、この45年間地域医療にどっぷりとつかって来て堆積した外科医としての思い。今の外科教育に抱いている問題点、研修医の視点、若い医師達への期待。言いたいことはあまりにも多くありました。

大変幸運、贅沢な時間でありましたが、何か一方通行の訴えになったのではと反省しています。

願わくば、もっともっと時間がほしかった。今の若い外科医たち、大学の指導者達とディスカッションしたかった思うのは欲張りでしょうか。多少の消化不良、欲求不満は残っていますが、今後この経験と講演内容を、若い人たちの教育に少しでも生かして行きたいと思っています。

6.jpg

 

研修医の視点に学ぶ格差解消への模索と地域医療の役割.pdf

(PDFにて発行しております。閲覧できない場合は「Adobe Reader」をご利用下さい。)


救急医療に対する今後の当院の方針

地域医療計画の中で、当院の方針は大きな進路変更はしないこととしました。ただ、救急診療については、来年度(平成30年度)より段階的に縮小させて頂きたいと考えています。

当院は昭和40年に救急告示医療機関となってより、昭和51年の二次救急夜間輪番システムにも最初から参加し、半世紀以上にわたり救急医療に携わってきました。もっとも、明治20年の秩父病院創立以来、普通の診療として当たり前のように救急医療を行っていたようです。私が秩父の医療に初めて関わった昭和48年ころには救命救急センターもなく、高次医療機関への円滑な搬送体制も確立していませんでした。その頃は地域の医療機関や医師同士が助け合いながら地域で完結すべく、懸命に努力していましたし、最近までそのように頑張ってきたつもりでいます。時代とともに医療は急速に進歩し、より専門化、高度化しています。これに伴い、患者や家族もより専門的で高度の医療を求めています。何より私自身も、患者にとって最良の医療を受けてもらいたいと痛切に思うのです。しかし残念ながら、現在に至っても、脳卒中や心筋梗塞等は対処できない状況は変わっていません。むしろ医療全般にわたり、地域内での治療可能な症例は少なくなっている、つまり秩父地域の医療は中央の進歩に対し遅れを取っていると言っても過言ではありません。個々の医師の能力についても、専門志向の医学教育の結果、守備範囲は縮小し、専門特化の傾向にあります。これは決して悪いことではなく、チーム医療が可能な状況であれば、より好ましいことであります。しかし、当地の救急医療の現状を振り返る時、時代とともに多くのジレンマを感じて来ました。6年前にヘリポートの併設を求めて、この地に移転したのも、心の叫びのようなものが起爆剤になったと思っています。

 

一方で、今は医療圏を超えた救急搬送体制も整い、救急救命士も充実し、救急現場でのトリアージ(現場での救急隊員による管外搬送の決定やドクターヘリの要請)も数多く行われるようになっています。

実際の夜間救急では、入院や緊急処置の必要のない軽症の患者が大半をしめます。当院の統計では夜間救急当番での入院数は、多少のバラツキはありますが、平均は2人弱と少数です。しかし、もちろん重症例もあり、対処不能例な場合は、転院搬送が必要となります。この転院搬送と入院や救急処置の必要な患者さんの対処に全エネルギーをつぎ込まなければなりませんが、これは本当に大変なことなのです。

一次救急という言葉がありますが、救急に一次なんてあるのでしょうか。軽症例(一次)は診療時間内に来てもらえば済むことであります。二次救急の現場にそんな余裕はありません。当地域には最も多い時で、二次救急病院が7病院ありましたが、今は様々な理由で撤退して3病院となりました。当院では原則一人の医師が夜間救急を担っています。来る患者はほとんどが担当医にとって専門外の患者であります。私自身も可能な限り自宅待機態勢を取り続けてきました。これを何年間続けて来たでしょう。私はこのことを誇りと思い、救急病院の使命とも思い「患者は絶対断らない」をモットーに自身にも当直医にもその覚悟を強いてきました。そろそろ、この理不尽ともいえる体制は段階的に私の代で終わりにしようと思っています。ただし、可能な限り、平日の昼間・診療時間内の救急患者受け入れは、引き続き救急告示病院としての責務を果して行ってもらいたいとも思っています。

今、私は秩父地域の救急医療の現状を冷静に判断し、自分の考えをリセットしようと思っています。仮に当院が二次救急を完全に辞退したとしても、より広域的な救急医療体制が確立している今、大きな混乱は起こらないでしょう。

得意分野に集中し、守備範囲外はより迅速に、より広域的に紹介・搬送する。これが患者にとって最も益のあることと思うのです。救急医療で大事なことは無理な地域完結でなく、適格なトリアージであると思うことにしました。地域完結を夢見てきましたが、今は無力感と脱力感、諦めの境地の中で、これが45年間、秩父の救急医療に関わって来て到達した、現時点での私の正直な気持ちです。

 PA210698.JPG

秩父の救急医療における公的病院の役割

救急医療は社会保障と言う観点から、自治体の主導の基、豊富な人材と財源を投入し、自治体病院がより多くの責務を負って行くべきと考えます。「専門分野の拡大と適格なトリアージ」これが市民のとって最も有益、かつ望むところであろうと考えます。このことに税金が使われても、市民の誰しもが納得するでありましょう。現状のような一般会計よりの繰り入れも当然と思われます。

 

地域医療の中での当院の役割

公的財源のない民間病院としての当院の役割を考えると、得意な分野を伸ばすことに専念して行くことが、一番の地域医療貢献であると考えています。

それは、消化器疾患の診断と治療、歯科の充実であります。さらに、疾患予防と早期診断、内視鏡治療と鏡視下を含む手術の充実と考えています。特化した分野では地域完結を目指したいと考えています。

この目標に向かって、2016年度は設備投資と人材補強を行いました。

医療機器では麻酔器、無影灯、人工呼吸器、除細動器、上部・下部消化器内視鏡、手術室・内視鏡室に固定モニター、歯科診療台、ポータブル歯科診療器等の整備。

同時に複数の検査が出来るように、施設改装と人員配置・内視鏡室のセンター化が進行中です。

また、昨年度に引き続き、今年度も当院の臨床研究として、病院負担での胃癌・大腸癌に対するABC検診と便潜血検査を続ける予定です。

これらにより、具体的には、消化器癌の早期発見と内視鏡手術を含む根治治療が増えることを期待しています。「秩父地域から進行がんをなくそう」は夢のまた夢ではありますが、少しでもその夢に近付きたいと願っています。

歯科の分野では、小児を含む全身麻酔科での口腔外科が可能となりました。また、病院歯科として、内科的疾患を合併した患者さんの治療も可能であります。


40年ぶりの妙高・赤倉

私のスキー歴は優に60年を超えます。子供のころは何時も、あの川端康成の雪国で有名な湯沢でした。私の第二の故郷と思っています。

大学のスキー部を卒業した後、深雪(いわゆるバックカントリー)にハマりました。北海道の旭岳、立山、谷川、月山等、山スキーにも夢中になった時期があります。その頃のホームゲレンデが妙高・赤倉でした。小さな別荘に何時も私の家族と多くの友人が集まりました。

40年ぶりにここで滑りました。ここは日本1の豪雪地帯です。ゲレンデの脇には昔のように雪深いブナ林がのこっていました。しかし残念ながら、40年前の体力と気力はなく、滑走禁止の警告を無視して林の中に滑り込む勇気はありませんでした。

懐かしい別荘も雪に埋もれながらも、かろうじて残っていました。

IMG_3092.JPG

IMG_3097.JPG

今も残るブナ林。

IMG_3033.JPG

40年前の私です。

IMG_2841.JPG

IMG_2846.JPG

IMG_2853.JPG


結婚式

3月の良き日、当院職員同士の結婚式に出席しました。友人、職場の同僚など、若い人たちが多く、二人の人柄がにじみ出た、とても素晴らしい結婚式でした。当院ではいわゆる職場結婚は多いかも知れません。院長としては嬉しいことです。

IMG_3028.JPG


第117回日本外科学会定期学術集会(2017年4月27日~29日・横浜)に向けて

今回は当院より3演題を発表します。

守麻理子先生の「地域の中核を担う二次救急病院での外科医としての役割」

大野哲郎先生の「外科医主導で行う臨床研究ー埼玉県秩父地域における胃がんリスクABC検診ー」

私は光栄なことに、指定演者を依頼され、現在準備中です。

[セッション名] 特別企画5  

今こそ地域医療を考えるー都市と地方の外科医療と外科教育の格差を解消するにはー

演題名は自由とのことですので、色々と考えた結果、私は以下の演題としました。

以下抄録を紹介します。

研修医の視点に学ぶ格差解消への模索と地域医療の役割

Groping after Dissolution of the Differentials and Roles of Community Healthcare Learned from Trainees' Perception

秩父病院外科 花輪峰夫 守麻理子 大野哲郎 山田正己

当院は秩父市にある52床の民間救急告示病院である。医療圏は県全体の四分の一を占め、人口約11万、圏内に高次医療機関はなく、対処不能症例の搬送には1時間を要し、都市と地方の医療格差を痛切に感じる環境にある。臨床研修制度発足以来、2大学、計8病院より約100人の初期研修医が地域医療研修を行っている。

今回の命題について、格差の最大の原因は医師の地域偏在であると考える。診療科偏在も問題である。今回我々は、都市と地方の優劣というより、研修医の視点からみた「違い?」に焦点を当て、格差解消の糸口を模索してみた。

研修レポートで「特に印象に残った大学と地域病院の違い」に注目した。主だった項目を整理すると①外来診療・外傷処置②初診から退院までの診療全体の流れ③手術と内視鏡を体験し、④手術時間の短さ⑤何でもやる外科医⑥外科医の麻酔に驚き、⑦患者と医師とスタッフとの距離の近さとチーム医療を知り、⑧夜間救急の当直医が外科内科を問わず小児科まで診ている⑨患者を断らない⑩スタッフ全員が地域医療を支えているという思いに感動した。⑪医師としての在り方⑫人生の楽しみ方を学んだ。⑬広い視野を持つ医師になりたいと思うようになった。地域偏在解消の第一歩は、若い医師達に早い時期から地域医療とその魅力に気付いてもらうことである。地方でこそ得られる自身の存在感、基本的手技、患者・家族との深い触れ合い。市民の生活に深く関わる地域医療は質と安全が担保されるべき医療の原点であり、外科医が成熟して行く上で欠かせない。外科医不足の原因も考えなければならない。多くの研修医から「救急か外科か迷っている。大学の外科では開腹できない、もっとダイナミックで外科らしい外科をやりたい」という趣旨の言葉を聞いた。彼らの多くは救急を選択した。一方で、進路を決めかねていた研修医の多くが外科に興味を示した。今の大学の極端な専門志向と鏡視下手術一辺倒の診療と教育が、彼らにとって魅力的であろうか。指導陣の意識改革も必要であろう。

今回、彼等の斬新な感性に触れ、地域病院と大学病院の根本的な違いと、それぞれの役割を改めて認識した。同時に、彼らから地域病院の役割を改めて気付かされた感がある。地域医療とは、地域を担うという気概である。格差解消には、今こそ都市と地方における医師の双方向の流れ、または循環システムを構築することが必要であろう。新専門医制度にも期待したい。

 

初期研修医の研修中の写真

1.jpg

IMG_4702.JPG

IMG_4927.JPG

IMG_4993.JPG

IMG_5071.JPG

 

私は、一昨年の第40回日本外科系連合学会学術集会において

シンポジウム 2、外科系診療を取り巻く社会的問題の中で

「極端な専門医志向の弊害と対策・地域病院の役割」という演題で発表しました。

やはり私が自信をもって発信できることは地域医療に関わることと思っています。そして若い医師達が成熟していく上で最も重要なことは、広く医療の現状とあり方を知ること、つまり地域医療の経験は不可欠であると考えています。そんな訳で、今回の演題も研修医地域医療に関する演題名としました。座長の先生方、私以外の演者の先生方は大学教授の著明な方々でありますので、地域代表として精一杯話そうと思っています。

とても楽しみです。

 

研修医たちとバーベキュー

DSCN1380.JPG

DSCN0810.JPG

 


今年も新蕎麦が打ちあがりました

病棟の裏の畑で蕎麦を栽培して初めてもう4年目になります。今年の蕎麦も良くできました。例年の如く、友人やお世話になった人たちにお送りし、食べて頂いています。好評です。

IMG_2587.JPG

蕎麦の花・蕎麦畑

IMG_2592 (2).JPG

蕎麦畑と、花の子ハウスの子供たち

IMG_2832.JPG

「はぜ」の天日干し


平成29年外科医会新年会・講演会

外科医会は毎月行われていますが、毎年1月の新年会と7月の会には外部より講師をお呼びし、御講演を頂いております。

今回は先の山口茂樹先生にお願いしました。腹腔鏡下結腸、直腸手術全般を、大変きれいな動画と分かりやすい解説でお話し頂きました。

DSCN1429.JPG

その後は新年会・懇親会が行われ、本強矢先生からご提供頂いたフランスワインを満喫し、さらに二次会へと、楽しい酒を飲みました。

20170116_211238_4.jpg

研修医たちと記念撮影


久しぶりに刺激を受けました

昨年の暮れ、埼玉医科大学国際医療センター・消化器病センター長の山口茂樹教授に当院にて腹腔鏡下手術を執刀して頂きました。一言でいって、スマートできれいな手術でありました。

45年外科医をやっていますが、新しい発見はあるものです。私は何時も若い先生達に「手術は層を意識することが大事」と言っています。しかし、今更ながらそのことの大切さを気付かせて頂きました。恥ずかしながら、後腹膜に固定された大腸にも腸間膜の層があることなど意識したことがありませんでした。素晴らしい手技、大胆さと繊細さ、緩急のバランス、助手への指示や手術全体の流れのコントロール、正にダイレクトに解説付きでご指導頂きました。両手に持った鉗子とハーモニックに運動神経と知覚神経が通じていることが良く分かりました。正に手術であります。また、鏡視下手術のメリットを開腹手術にも生かせることを知り、大変勉強になりました。その後の私の手術は少しスマートになったかも知れないと思っています。

IMG_5101.JPG

IMG_5106.JPG


最近のできごと

6月以来ブログの書き込みは出来ませんでした。特に忙しすぎた訳でもありませんでしたが、気持ちが乗らなかったというところが本音です。12月、クリスマス音楽が聞こえてくるようになり、ブログに書き込むためのエネルギーが多少出てきました。今年後半期の出来事を振り返ってみます。

ホットしたことは、検察審査会の仕事が終わったことでしょうか。検察審査会とは不起訴となった事例の内、再審査請求があったものを、我々民間人が審査し、決定を下すというものです。月に1回の熊谷の地方検察庁への出張は結構大変でした。1万5千人に一人の確立で選ばれたとのことですが、できれば宝くじに当たってほしかった。しかし、社会勉強になったことは確かで、一応国民の義務を果たしたという達成感は持てました。

この審査会での収穫が一つあります。それは貴重な人材に出会えたことです。長くアメリカで暮らし、現在アメリカ人の奥さんと秩父で仕事をしている方で、後で紹介する第2回秩父ミーティングで本場のバーベキューを提供してくれました。彼の奥さんは今、「花の子ハウス」で子供達に英語のレッスンをやってくれています。

 8月は10万トン級の客船クルージングに行ってきました。ベネチアから出航、アドリア海・エーゲ海クルージングを楽しみました。ベネチアの町、運河、サンマルコ寺院、海上都市の情感、船からの景観は言いようもない素晴らしいものでした。ミコノス島、サントリー二島、ドブロブニク、いずれも初めて見る景色と空間で、あっという間の夢の中の体験でありました。久しぶりに異国の風景、少しだけ文化に触れましたが、なぜか衝撃的な感動はありませんでした。歳とともに自分の感受性の閾値が上昇しているのか、鈍化して来たのか、ちょっぴり寂しさも感じました。しかし、一番の理由は、通り過ぎる一瞬の旅(移動)であったからだと思います。同じクルージングでも、自分で操船している時の緊張感も苦労もなく、その土地の人たちと触れ合う時間も、それぞれ島の文化を噛みしめる余裕も、土地の美味しいものを食べる時間もなく、次から次にセットされて出てくるものを消化しないうちに表面だけを舐めて行く感がありました。ならば自分のヨットで訪れてみたいと思わないことはないのですが、残念ながら、今の私にはそのエネルギーと気力がありません。自分の可能性がどんどん小さくなって行くことを寂しく感じる今日この頃です。

IMG_2079 (1).JPG

IMG_1384.JPG

IMG_1987.JPG

 ただ、来年は33年ぶりに小笠原、5年後はベーリング海からカナダまでの航海を夢見ています。

喜望峰Ⅲ ブームを交換、新しくブームファーラーとし、ジブ・メインセールも新調、遠洋航海に向けて着々と準備を進めています。来年はフルセーリングで小笠原まで。気力・体力・余力を充電中。

IMG_2894-1.jpg

 

学術面では、昨年(平成27年)6月には第40回日本外科系連合学会のシンポジウム(指定)2、外科系診療を取り巻く社会的問題の中で、座長と「極端な専門医志向の弊害と対策・地域病院の役割」をシンポジストとして口演させて頂きました。

極端な専門医志考の弊害と対策・地域病院の役割(PDF)

今年は11月25日に行われた日本臨床外科学会で一般口演、救急・外傷(腹部)セクションの座長をやらせて頂きました。

また、来年の日本外科学会定期学術集会に向けて、当院より複数の演題申し込みを行いました。私も最後の学会発表のつもりで、「胆管癌による閉塞性黄疸に対するPTCD後の胆管小腸皮下バイパス手術の検討」を応募しました。何題が採用されるか楽しみです。

 

当院医師・研修医による発表

平成28年11月5日 埼玉県外科集団会 佐藤達志先生(研修医)『Meckel憩室が嵌頓した大腿ヘルニアの症例について』

平成27年2月22日 埼玉県医学会総会 守麻理子先生『当院におけるヘリ搬送の現状』

埼玉県医師会医学奨励賞受賞 表彰式 平成28年11月17日

平成27年2月22日 埼玉県医学会総会 大野哲郎先生『Mini Loop Retractorを用いた単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術』

 

平成28年11月26日 移転後3回目となる秩父病院医療連携会を開催しました。

メインテーマを「秩父の救急医療を知り、考える」として、パネルディスカッションを行いました。

平成28年医療連携会プログラム(PDF)

IMG_6961.JPG

DSCN1297.JPG

翌日の日曜日には、第2回秩父ミーティング・BBQを開催しました。先に述べた検察審査会で知り合った友人による、本場アメリカ野外パーティーが行われました。

DSCN1301.JPG

DSCN1337.JPG

DSCN1341.JPG

DSCN1376.JPG

DSCN1396-2.jpg

DSCN1401.JPG

花の子ハウスは10月でちょうど1周年を迎え、栗、柿、ミカンの記念植樹を行いました。3年、8年後が楽しみです。

花の子ハウスでは8月より友人の奥さんによるアメリカ西海岸・本チャンの英会話レッスンが始まっています。

DSCN1205.JPG

DSCN1198.JPG

PDFの閲覧できない場合は「Adobe Reader」をご利用下さい。


新入職員歓迎会

6月14日(火)に2016年4月に入職した新人の歓迎会を秩父農園ホテルで行いました。総勢96名、内新人14名です。

職種は非常勤医師4名、看護師5、理学療法士1、社会福祉士1、歯科衛生士1、介護士2名です。

13450803_965823866872251_3696040622211720120_n.jpg

診療科では化学療法の充実、将来呼吸器外科の展望、形成外科の復活がなりました。歯科は新たに矯正歯科が始まりました。

看護部門は秩父看護専門学校より新人看護師3名、ベテラン看護師2名を迎え、一段とパワーアップしました。当院初めての理学療法士は片田先生のお嬢さん、私はリハビリとはこんなにも効果があるものだ、すごいと今更ながら感じ、当院のような急性期病院でも必要不可欠であると痛感しました。医療連携室にも新卒の社会福祉士が入り、包括ケアーが叫ばれる中、大きく期待が膨らみます。歯科も口腔ケアー等がさらに充実し、病院歯科としての充実に貢献するに違いありません。ベテラン介護士も2名加わり嬉しい限りです。

ともかく今回の新入職員は仲が良さそうです。院内に活気と明るさを浸透させてくれそうです。

IMG_0875.JPG

13442118_965823906872247_8257884563268787539_n.jpg

IMG_0877.JPG

IMG_0886.JPG


秩父ミーティング

2016年6月4日(土)・5日(日)、花仁塾生と当院で過去に初期研修を行った研修医OBの先生方に案内を差し上げ、「秩父ミーティング」を行いました。当院に初期研修医が来るようになってより、10年を過ぎ、すでに100名近い初期研修医が当院で地域医療研修をしています。大学や様々な医療機関で中心となり、指導的立場で活躍している先生方もいるはずです。久しぶりに顔を見たくなり、この計画をしました。連絡をとると、多忙を極めてどうしても出席できない人、どうにか参加したいという人、結婚して姓が変わった人、おめでたの人、正に様々なようですが、医師として最も大切な時期を精一杯頑張っている様子が分かりました。

そんな中でも、2日間で、20名弱の先生方が来てくれました。私としてはとても嬉しく、感激しました。有難う。

DSCN0652.JPG

1日目は秩父ミューズパークのコテージホールで、講演会を行いました。私は昨年の6月に外科系連合会でシンポジストとして話した「極端な専門医志向の弊害と対策・地域病院の役割」を、外科部長の大野先生は当院の臨床研究「秩父地域における胃がんリスク(ABC)検診および大腸がん(便潜血)検診」を講演しました。

13406907_958607607593877_1407488764623903896_n.jpg

その後の懇親パーティーでの、研修医OBの先生方の近況報告と思い出話は、当院での研修が何らかの役に立っていることを感じることができ、私としては嬉しい限り、愉快この上ないものでした。何か報われた感じがしました。

DSCN0665.JPG

DSCN0667.JPG

DSCN0703.JPG

コテージのバルコニーで夜が更けるまで飲みました。翌日予定していたアスレチィック体験は全員ギブアップで中止としました。

13332818_958607810927190_3812453159984637467_n.jpg

翌日は荒川沿いのオートキャンプ場でバーベキュー。当院職員や家族も大勢参加し、盛り上がました。バーベキューも最高に美味しかった。私も酒が回り、多少調子に乗りすぎて川で泳いでしまいました。良い企画であったと自画自賛しています。またそのうちやりましょう。

当院のスタッフがこの企画の準備から、実際の段取り、実行まで、本当によくやってくれました。良い職員がたくさんいることを改めて実感したイベントでした。皆さん本当にご苦労様でした。

DSCN0735.JPG

DSCN0742.JPG

DSCN0756.JPG

DSCN0758.JPG

DSCN0771.JPG

DSCN0786.JPG

DSCN0791.JPG

DSCN0804.JPG

DSCN0810.JPG


クルージングと釣り情報

昨年より職員を西伊豆の海に連れて行っています。今年は、5月6月に計3回行きました。私にとって、海とヨットと釣りは自分だけの大切な世界です。海や山、自然との付き合いは、たとえ遊びでも多少のリスクを伴い、多くのエネルギーが必要なものです。私は何時も自分のことをちょっとした冒険家でありたいと思っていますが、最近はリスクや苦労を伴う趣味は敬遠される傾向のようです。私はずっと、そんな人達に私の趣味・遊びを理解してもらうことが面倒くさいと思っていましたので、特別な事情がない限り、自分一人か気心の知れた仲間たちのだけで楽しんで来ました。

1466744126226.jpg

しかし昨年よりなぜか私の気持ちも少し様変わりして来ました。歳のせいなのでしょうか?「最近の若いやつらは」と言い出すと歳をとった証拠ですが、最近の若いやつらを見ていると、あまりにも呆れることが多いのです。多少毒舌を吐きますと「ひ弱で臆病、探求心、冒険心なし、若者特有の馬鹿さなし、そして夢とロマンがない」のです。パソコンとスマホの知識・ゲームでの仮想体験だけで、この先生きてゆけるのか?とさえ思えるのです。勇気をもってリスクを乗り越え、痛みと苦労を自身の体で体験してこそ人生は面白い。医療における「極端な専門医志向の弊害」の如く、人生においても広い視野が必要なのでは?と思うのです。

私の遊びを彼らはどう感じるのか?一度見せてやろうかと思ったこと、心底この私にとっては素晴らしい世界を見せてやりたいと、おせっかい心がうずいたたことが、職員をヨットに誘うことになりました。徒労に終わり後悔するかもしれませんが、今のところ私の意図するところが分かってもらえているかどうかは別として、楽しんではくれているようです。そして、彼らをヨットに連れて行ってみて、確実に良かったと思ったことがあります。それはお互いをより知ることができたことでしょう。ヨットという同じ屋根の下で、2~3日一緒に過ごす、いわゆる、同じ釜の飯を食い、酒を飲み、非日常にどっぷりとつかる。そこで、心が通じ合うこともあります。仕事場では見えないその人の資質が垣間見えます。私は院長として思うことは、皆が仲良くなり、病院に活気が出てくれれば、それだけで十分満足です。今年は初期研修医を3人連れて行きましたが、彼らにも医者としての視野が広がるきっかけになれば良いと思っています。

1466744139501.jpg

1466744153977.jpg

今年の釣果はすごいです。正にビギナーズラックで、新人看護師の紅葉君に大きなヒラメ2匹、若手ホープの石渡君になんと4キロオーバーの真鯛が釣れました。その他、何人かにアカハタ、カサゴ、イサキ、メバルがたくさん釣れました。これは早速、病院の職員昼食に尾頭付きと煮物で登場しました。うまかった。

1466734707347.jpg

GPAM7376.jpg

DSCN0825.JPG

DSCN0828.JPG

「今幸せになりたかったら酒を飲みなさい、3日間?幸せになりたかったら結婚しなさい、

永遠に幸せになりたかったら釣りをしなさい」

IMG_0942.JPG

IMG_0958.JPG

PSDS4208.jpg

RBQT4958.jpg

松崎マリーナオーナーの濱田さんと栄ちゃんさんが釣りたての魚とマリーナ敷地内の山菜、ハーブを使って、すべての料理を作ってくれました。

【メニュー】

各種お刺身

自家製ピザ釜で焼いたオリジナルピッツア・各種トッピング

アカハタ・カサゴの煮つけ

アカハタ・メバルの天ぷら

アシタバの天ぷら

自家製ポッテトフライ

ガーリックトースト

仕上げは本物のブイヤベースとリゾット

1466744144135.jpg

DNZL3195.jpg

EKGR4130.jpg

1466734729549.jpg

友人がやっている食事処「凪」で釣りたてのヒラメのお刺身

1466734722605.jpg

1466734727552.jpg

IMG_0920.JPG

IMG_0930.JPG

IMG_0937.JPG

IMG_0965.JPG


秩父ミーティング開催します

研修医OBと花仁塾生が集う「秩父ミーティング」を下記の要領で6月4日(土)5日(日)に秩父ミューズパークにて開催します。

 

研修医制度発足以来、この10年間に当院で地域医療初期研修を行った先生方は今年度には100名近くに達します。皆さんはそれぞれのジャンル、環境の中で活躍していることと思います。この間、当院は5年前に秩父市内の中心地から現在の地に新築移転しました。移転の理由は一番に、スタッフが働きやすく、かつスタッフが集まってくる環境を作りたかったこと、二番目にヘリポートを備えたかったからです。

新病院も5年目を迎え、スタッフ、機器も充実し、じっくりと落ち着いた医療ができるようになってきました。

そんな中で、この10年を振り返った時、当院で一緒に学んだ皆さんと再会したい気持ちが自然と沸いてきました。新緑が鮮やかな秩父が最も輝く季節です。

是非とも秩父に来て下さい。待っています。

0001 (1).jpg


大根の収穫

3月25日、花の子ハウスの裏の畑に植えた大根を、子供たちと職員で収穫しました。

IMG_5775.JPG

IMG_5776.JPG


新しい診療科、医師紹介

平成28年度より、当院の医師は3名増え、診療科もより充実します。

腫瘍内科:工藤昌尚先生  第1,3,5土曜日 午前・午後

形成外科:齋藤順平先生  毎週木曜日 午前・午後

胸部外科:田口亮先生   毎週金曜日 午前・午後


新専門医制度について

新専門医制度の発足に向けて、当院は12基幹施設と協力施設として連携を結びました。

連携施設は以下の施設です。

外科...埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、日本医科大学付属病院、群馬大学医学部附属病院 の4施設

内科...埼玉医科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター の3施設

救急...埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学総合医療センター の2施設

総合診療科...埼玉医科大学病院、日本医科大学付属病院、秩父市立病院 の3施設

 

初期研修医に加えて専門医を目指す後期研修医が当院で学び一緒に働くことを想像しただけで気持ちが踊ります。少しでも多くの後期研修医が来てくれることを期待しています。スタッフが一丸となって、当院のポリシーと地域病院の使命を伝えたい、私の医師としての総てを伝えて行きたいと思っています。

IMG_0364.JPG

初期研修医の研修中の写真


研修医

28年度は地域医療研修の初期研修医が総勢21名来ることになりました。

所属機関は、埼玉医科大学本院より2名、埼玉医科大学国際医療センターより4名、埼玉医科大学総合医療センターより7名、日本医科大学より8名です。

加えて、埼玉医科大学の6年生が4人研修にきます。初期研修医は年々増え続けており、そろそろ100名近くになります。彼らと触れ合い、私の医師としての思いを少しでも多くの若い医師に伝えられる機会が増えることは、最高の喜びです。花仁塾生も増えるかもしれません。期待が膨らみます。

PB142412.JPG

1432607167711.jpg


移転5周年

3月8日、当院が今の場所に移転してから5年が経ちました。

移転5周年記念として、3月7日の昼食は豪華なバイキングで祝いました。

IMG_0681.JPG

IMG_0682.JPG

IMG_0685.JPG


プロフィール
秩父病院院長 花輪 峰夫

秩父病院院長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

記事カテゴリー
月別バックナンバー

PAGE TOP