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院長ブログ

「2015年12月」の記事一覧

研修医指導医講習会に参加しました。

12月3日は秩父夜祭です。その数日前の土曜と日曜に埼玉医科大学病院群第14回臨床研修指導医講習会に参加しました。私の例年のお祭りの行事やお客さんの接待も終わり一息ついたところで、講習会を振り返ってみました。研修施設の資格と言う意味では、当院はすでに副院長と外科部長の2名が指導医の資格を取っており、何も今さら私が指導医になる必要もありません。しかし、若い医師へ何かを伝えたいという思いは年々強くなっており、10月に「秩父花仁塾」を開設したので、指導医講習会に興味を持ち、塾長の私としてはそれも義務かとも思った訳です。

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今年も当院の看護師さんや技師さん、外科の守麻理子先生がハッピ姿で参加しました

私にとって今一番やりたいことは「地域医療を担うことのできる医師の養成」です。私に出来うることはほんの少しの事であることは十分承知していますが、若手医師の現状や意識を知るにつけ、今の極端な専門志向の教育の弊害を肌で感じ、危機感を持つようになりました。若手医師を教育する指導医の講習会とはどんなものかを知りたくなりました。同時に、自分を振り返る良い機会でもあると考え、柄にもなく、年甲斐もなく、講習会に参加した次第です。

ニーズから目標を設定し、その目標に向かって実践する設計図を作る。その方法(方略)を色々と考え、活字とし、細かなマニュアルを作成する。マニュアルにのっとって実践し、その都度評価しフィードバックする。これが今回の講習会の大まかな内容と理解しました。そのための多くの理論に基づく方策があることも知りました。これを多少理解できたのは、講習会終了の数日後、これを書いている今であります。教育・学問とは複雑怪奇、手間暇のかかるものと痛感しました。

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私にはすべての言葉が難しすぎました。アルファベットの頭文字の略語はなんとなく格好よく、学問的、専門的には見えますが、その意味を理解するだけで多くのエネルギーを消費しました。このことは医療の世界だけではないと思われます。

まず、Workshop(WS)の意味から理解しなければなりません。PLS、SGD、GIO、SBOs、KJ法、LS等々。形成的評価、記述のための動詞の例、認知領域、情意領域例、精神運動領域と言う日本語に至ってはただただ感服する以外ありませんでした。日本語も難しい。目的・目標を変更してでも、これらの言葉に当てはめる作業であった様な気がしています。

メディカルサポートコーチングと言う職域・領域、コーチの意味、語源まで教えて頂きました。SEAとは有意事象分析とのこと、おもわず辞書を引きました。

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講習会で指導して頂いたワークショップのプロセスに沿って私の目標である「地域医療を担うことのできる医師の養成」をシュミレーションしてみました。

私は社会的必要性から目標を立てました。行動目標は要約すると「専門性を併せ持った総合医の養成」ですが、具体的項目はあまりに多すぎて、これを列挙してもあまり意味を持たないように思いました。また、項目を内容別に割り振っても本末転倒の感があります。研修方略としての方法・場所・対象人数・媒体・時間等も現場主義とマンツーマンが基本の私の塾にはなじみません。私は、直感的、感覚的な伝達法が、即効性、持続性があり記憶に深く刻まれると考えます。その意味でSEAは日本語訳はともかく、指導医が「良くも悪くも強烈な印象として残ったこと」を伝え、研修医自身同様に印象に残ったことを、シートに残し自己確認する方法は素晴らしいことと思いました。

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太平洋戦争の連合艦隊司令長官、山本五十六の言葉に「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉があります。人を育てる上で大事な要素が詰まった言葉と思っています。この続きに「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は育たず」とあります。

今回の講習会でも同様の意味のご指導をたくさん頂きました。しかし、残念ながらこの言葉のようにダイレクトに私の記憶に刻まれることは多くはありませんでした。

私のレベルでは「見ていなさい」「やってみなさい」「いいじゃないですか」、SIB(Simple is best)のようです。私の塾の対象者は「志」を持つ人のみですので、精神的方向は決まっており単純明快と言えますが、それだけに、私も伴に学び、モチべーションを保たなければなりません。せめて私に出来ることは何かを再確認した講習会でありました。

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せっかく講義を受けたにも関わらず、私の能力不足で感じ取れたことは以上であります。

最後に最も感動したことは、埼玉医科大学病院長始め、タスクホース、コーディネーターの先生方とそれを支える事務職員の方々の熱意であります。大学とはこうあるべきと言う姿を見せて頂きました。

私の様な直接の大学関係者でもない者を快く受け入れ、ご指導頂き、本当にありがとう御座いました。心より感謝申し上げます。


埼玉県外科集団会

2015年11月21日開催された埼玉県外科集団会で、研修医の大石典子先生が「パッシング乳頭部陥頓結石による急性膵炎の1症例」を発表しました。大石先生は日本医科大学病院の初期研修医で、当院で地域医療研修をしました。私と守麻理子先生もこの学会に参加しましたが、堂々とした立派な発表で、共同演者の応援の必要はありませんでした。当院での研修は1か月と短いものでしたが、この学会発表が彼女のキャリアアップに繋がることを期待しています。学会終了後は、浦和名物のウナギで打ち上げとしました。

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私はその後、今年最後のクルージングに伊豆に向かいました。久しぶりにくっきりとした富士山を拝めることができました。

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今年は3回に分けて職員をヨットに連れて行きました。現在のホームポートである静岡県清水の富士羽衣マリーナから約4時間のクルージングで西伊豆松崎まで、そこで釣りを楽しむという行程です。職員の全員が船酔いもせずに、たくさんの魚を釣り上げることができました。それをすぐに松崎マリーナのオーナーの濱田さんや地元の仲間が調理してくれ、素晴らしいランチ、ディナー、おいしいワインを楽しみました。濱田さん、栄ちゃん、池野さんありがとうございました。また来年も行きますのでよろしくお願いします。

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釣果や食事の様子は看護師ブログに掲載してあります。


プロフィール
秩父病院院長 花輪 峰夫

秩父病院院長 花輪 峰夫

人と人との触れ合い医療を実践し、患者さんから信頼され、スタッフが気概を持って、地域に貢献できる病院を目指します。

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